平成之半妖物語　二幕

二幕から読みました。
独特の世界観に引き込まれる作品でした。人間と妖が織りなす不思議な日常の中に、過去の哀しみや葛藤、未来への希望が丁寧に織り込まれていて、感情が揺さぶられました。
妖という異質な存在を描きながらも、人間らしい感情や関係性を丁寧に掘り下げている点だと思います。温かさと切なさが共存する独特の雰囲気が、とても心に残る一作でした。続きを楽しみにしています！

現時点で全話読了してのレビューとなります。


こちらはタイトルにもある通り、『平成之半妖物語』の第二幕、続編となります！


前作を読んでいなくても大丈夫ですが、合わせて読むと感慨深いものになること請け合いです！
こちらを読んでから第一幕を読んでも大丈夫かと(*^^*)


この物語は基本的に【一人の少女】と【一人の半妖】がセットになった構成になっています。

半妖と人間の少女では、生きた年数も考え方も違ってきます。片方では当たり前の事が、片方では当たり前ではない……

そのバランスが二人の関係をユーモアに、時にはシリアスに発展させていきます。


怪異を題材としているので、内容的には暗め…続きを読む

二幕からでも大丈夫！一幕から読むとなお良し！！
幻想と戦慄が絡み合う、少女と半妖たちの物語……

読む手が止まらなくなっちゃいます。

平成時代を舞台に、人間と妖の間に生まれた半妖の主人公が、自らの存在意義を探りながら様々な事件に巻き込まれていく姿を描いています。
物語が進むにつれ徐々に明らかとなる主人公の過去──新たな敵や試練が主人公を待ち受ける。
作者様の巧みなストーリーテリングと緻密な世界観は、読み手をを惹きつけ、時間が許す限りこの物語を読み耽ることになると思います。
キャラクターたちの複雑な感情や、主人公らが織り成す人間ドラマが物語に深みを与えています。
特に、主人公が半妖としてのアイデンティティと向き合いながら、仲間たちとの絆を深めていく過程が感動的です。
懐かしいと思える平成の風景と妖の世界が絶妙に融合し、リアリ…続きを読む

独創的な設定と魅力的な世界観を持つ、興味深い作品です。主人公の「わんこ」が愛犬のミヤコに似た姿になってしまうという斬新なアイデアは、好奇心をかき立てます。人間としてのアイデンティティを保ちながら、犬のような特徴を持つようになることへの彼女の不安や葛藤が、リアルに描写されています。

また、愛犬や母親を亡くし、父親とも疎遠になってしまった彼女の孤独と悲しみが、心に響きます。そんな中で、見知らぬ男性を自動販売機で助ける場面は、彼女の優しさと思いやりを如実に表しており、印象的です。男性が彼女の犬のような姿に気づくという展開も興味をそそられます。この出会いが物語にどのような影響を与えるのか、今後の展…続きを読む