第9話 救出

 数か月後に再開発を予定しているタカナミ地区。その一角に、かつては小さな運送業者が所有していたビルがあった。地階は建物を支える剝き出しのコンクリート柱に囲まれた駐車場になっており、内部への入り口は奥まったところに位置している。


 もはや誰も注意を払うことのない空ビルに、なぜか複数台の車が駐車されていた。反社会的アウトローあるいは食い詰め者でも不法侵入しているのだろうか。それにしては並ぶ車両はすべて同型で、整然と並んでいた。車の一つはルーフが大きく陥没している。


「なあ、それでどうだったんだよ。結局、あの後オイランと遊んだのか?」

 駐車場を通って室内へと入るための扉を守る二人の門番。その片方が隣の仲間にニヤニヤと笑いながら聞いた。


「悪くなかった。俺には物足りないが、お前ぐらいのフニャフニャだったら大満足だろうな」


「分かってねえなあ、俺は時間をかけてお互いを理解しながら進めていくのが好きなんだ。乱暴にやるなんて紳士的じゃあない」


「ヘッ! 紳士って顔かよ!」


「違いねえ!」


 二人の高笑いがコンクリート空間に反響する。それに混ざってブーツの足音が響き二人に近づいてくる。


「おっと、お客さんだ」門番が侵入者の存在に気づいた。逆光によって子細は分からないが、シルエットからして侵入者は女のようだった。

 二人の門番は互いに目配せをして、女へと歩み寄った。その手に握られているのはサブマシンガン化された拳銃だ。


「そこで止まれ。ここは私有地だ。即刻立ち去った方がいいぞ」門番は嘘をついた。こう言ってから銃を見せつければ、大抵の人間は恐れをなして立ち去る。だが、今回は少し様子が違っていた。


「ちょっと! 銃なんか向けないでよ、わたしは呼ばれてここに来ただけ。そっちから買っておいて何よ、冷やかしじゃないでしょうね?」一見するとキャリアウーマン風のスーツを着た緑髪の女は、ブランドバッグのコピー品を振り回しながら門番にその切れ長な目を向けた。


 門番の片方が威圧的に女に近づき、スーツから浮き上がる体の輪郭をまじまじと見て下品にも舌なめずりをして言った。

「ずいぶん肝の据わった商売女だな。怖がらせて悪かった。良いぜ、通してやるよ。でも、その前にボディチェックだ」門番の手が、首から吊り下げられた銃から離れる。「危険な物を持ってないか調べさせてもらう。隅々とな。何せ女は隠せるところが多いからなあ」門番は手をわきわきさせながら伸ばした。向かう先は女の左太ももだ。この男は門番という役割を利用して、セクシャルハラスメントを行おうとしているのだ。何たる職権乱用。北アメリカ州連合の検問所で汚職を働き、軍を不名誉除隊となった頃から何も変わっていない!


「役得役得、あっ?」

 体に触れようとする男の手に、女はそっと自身の手を添えて軽く引いた。その瞬間、男は地面に膝をついた。男は何が起きたのか分からないというように女を見上げる。女はにっこりと笑いかけると、男の喉へと掌打を叩き込んだ。門番は喉に両手をやりながら地面に突っ伏した。それを見てもう一人の門番が銃を女に向ける。だがそれよりも早く女は手に持ったバッグの紐を振るい、バッグ本体を門番の手首へと叩きつけた。銃が門番の手から弾き飛ばされ、門番自身は呻き声をあげながら手首をもう片方の手で庇う。バッグの一撃は異様に重かった。門番は経験から骨にヒビが入った事を理解した。

「ふざけやがって!」門番は左手で取り落とした銃を拾い上げると、女へと向けた。しかし先ほどまでの位置に女はいない。いるのは地面に転がりもがく相棒だけだ。


 一瞬の間隔が空き、門番の首に何かが巻き付く。女の腕だ。思わぬ方向からの攻撃に門番は必死に抵抗する。だが首は完全にロックされ、首を動かすことすらかなわない。血流が遮断される。数秒後、男の意識は暗黒に包まれた。


 門番を失神させると、女は立ち上がり地面に突っ伏している方の男を見た。見れば苦労して呼吸苦から立ち直り身を起こそうとしている。その手には銃が握られている。一瞬だけ女の背筋に冷たい感覚が走った。


「グアアア!」だが弾丸が女に向けて発射されることはなかった。なぜならば門番の銃を握った手は車の陰から現れたもう一人の女によって踏み砕かれたからだ。門番の苦悶の叫びが駐車場内に響く。二人目の女は、騒ぐ門番の顎を蹴り上げて素早く黙らせた。


「ナイス援護」女がそう言うのと同時に、緑の髪の毛が端から色を変えていく。そして現れたのは透き通るような銀髪である。何という事だ、女の正体は、政府に太いパイプを持つ、さる高貴な老人のエージェントであるアレッサだったようだ! そうなるともう一人の女は? そう、アレッサに協力するムサシのオンブズマンで、このお話の主人公でもあるセナ・リンゴだ! 彼女たちは、セナの仕込んだ発信機の信号を辿りゴンドー老人が連れ去られたこの建物まで追跡してきたのだった。




    ***




 ……コード入力確認  ……二十四番ロック、解除プロトコルを起動 対話インターフェース起動準備OK  ……プロトコル進行中……進行中……進行中……


「これで…解除ができるだろう。あとは待てばいい。これで満足か?」災厄の封印が解けた事を告げるPCのモニターを虚ろな目で見つめながら、ゴンドーは言った。声は弱弱しく今にも消え入りそうだ。数十分もすれば都市一つを壊滅状態に追い込める兵器がテロリストの手に渡る現実と、友人との約束を破ってしまったことに対する恥ずかしさで、ゴンドーの心は混沌を極めていた。


『こちらでも確認した』「それなら…」『慌てるな、もう少しゆっくりしていってくれ。一緒に封印が完全に解けるのを見守ろうじゃないか』


 ゴンドーは俯いてただ屈辱に耐え続ける。今の彼に出来ることは何もない。進捗を示す緑のバーが無情にも伸びていく。




     ***




 気絶した門番を物陰に隠すと、セナとアレッサはビル入り口の前に立ち、装備の確認をした。セナはスラッグ弾を装填した大型のショットガン〈アラシ〉を、アレッサは反動の制御が容易なサブマシンガン〈タイフーンアイ〉をそれぞれ握り、おまけにスタングレネード二個を懐に忍ばせる。二人の背後には装備の運搬を担ったセナ所有のインテリジェントモービル〈レックウ〉が控えている。


「このバイクって中身は入っているの?」アレッサはふと訊ねてみた。背後のバイクが自動運転システムを利用しているにしては妙に知性を感じる動きをしていたからだ。


「完全じゃないけどいちおうね。まあ、それでもある程度の自己判断はできる。可愛いでしょ」


 アレッサは首を傾げてレックウを見る。可愛いというには厳つい。スポーティーというにはやや無骨だった。


アレッサの視線に気づいたのか、レックウは車体を左右に揺らしながらライトをチカチカと瞬かせ自分の存在をアッピールした。その様子にギョッとしたアレッサはすぐに視線を前に戻した。おそらくは問題ないとはいえ、すぐ後ろに人口知能を搭載したバイクがいるのは落ち着かなかった。


「そんなに怖がらなくても大丈夫。悪さはしないから」

 セナはそう言って笑うが、そう言われてすぐに安心できる者は少ないだろう。今や教科書にも記載されているウェブデーモンの反乱以降、自己で事象に対して判断を下せる人口知能の存在は著しく制限され、市井との関わりが絶たれていた。結果、現在では人口知能に対する誤解に基づく恐怖症が訂正されないまま多くの人々の間で共有され、もはや本能レベルに刻まれた呪いとなっていた。そしてアレッサもまたその一人だ。だが、それを理由に就く任務が配慮されることはない。彼女のように危険な任務に従事できる人材はそう多くはないのだ。


 レックウを建物の外で待機させ、二人はビルの上階へと続く階段を上り始めた。先行はセナだ。内部の様子が不明なのだ、重サイボーグであるセナが先んじて脅威に対応できるようにしておく必要があった。


 二人は素早く階段を駆け上がり物陰に身を隠しつつ進んでいく。敵の気配はない。今のところはただの変哲もない灰色の廊下が続くだけだ。途中いくつか扉の前を通り、そのたびに扉の真ん中にはめ込まれた長方形のプラスチック窓越しに確認したがどこも空だった。続けて次の部屋次の部屋と調べながら進むが、どこももぬけの殻だ。そうして二人は次の階層へと上がった。建物は地階の駐車場も含めれば三階立てで、ここが最後のフロアになる。三階の部屋は下の階と異なり壁の取り払われ灰色のカーペットが敷き詰められただけの殺風景な部屋だった。


セナは階段で身を屈めフロアの様子を探った。フロアの中心で椅子に座っている老人の後ろ姿が見える。他には老人の前に置かれた簡易テーブルのみだ。二人は顔を見合わせて頷き合い、階段から飛び出して老人へと近づいた。セナが周囲の警戒を、アレッサは老人の様子の確認を行う。


「息はある。目立ったケガもないみたいね」アレッサは手に持った手のひらサイズのデバイスを老人にかざしながら言った。彼女はセナとは違いアイインプラントを装備していなかったため、このように外部装置を使用して分析を行っていた。デバイスのカメラが素早く老人の全身をスキャンして状況を診断、使用者であるアレッサに老人の無事を伝える。


「ちょっとおじいさん。起きて」

 老人の顔を二、三叩き意識をこちらに向けさせる。頬に刺激を受けたゴンドー老人がよろよろと顔を上げてアレッサを見た。


「誰だ…助け、なのか?」消え入りそうな声でゴンドーがいった。その瞳には困惑が色濃く浮き上がっている。


「すぐにここから出る。じっとしていて、いま解放するわよ」

 ゴンドーを椅子に縛り付けているプラスチック拘束帯を切断すべく、アレッサは袖口に隠し持っていたナイフを引き抜いた。


「やるなら早くしてくれ。助けてくれるなら話が違ってくる。早く!」ゴンドーは身を固くしながら、拘束帯を切断していくアレッサを急かした。左足を縛る最後の拘束が解かれると、ゴンドー老人はバネのように椅子から飛び上がり目の前のノートPCへと直行。キーボードを操作しはじめた。


「ちょっと! じいさん、あんた何やってんのよ」周囲に目を配っていたセナがゴンドーを咎める。一刻も早くここから逃げるべきだ。セナの本能がそう告げていた。ここまで駐車場以外では何の妨害も受けずにここまできた。人の気配はなく、特別何か監視している何かがあったわけでもない。仕事はスムーズに進み、誘拐された老人の元までたどり着くことができた。これ以上ないほどに良い結果だ。出来すぎなほどに。


 ガラガラガラ! 音を立ててフロアを囲むガラス窓にシャッターが下りた。差し込んでいた日光が遮られ、薄暗い室内がさらに暗くなる。フロア内を照らす光源は、ゴンドーの操作するPCとセナ達が上がってきた階段の頭上に取り付けられた小さな明かり取りだけになった。そして、三人のいるフロアの天井が青白く光り、フロア全体に注ぐ。


『来ると思っていたぞ。見知らぬレディたち』

 降り注いだ光りから構成されたその男は、両腕を広げてセナとアレッサに向かって言った。『お初お目にかかる。ヨーラン・バザロフだ。それとも、イスクラと言った方が通りがいいかな?』バザロフは口元を覆った髭を揺らして笑った。


「ええ、よく知っているわよ、このクソ野郎。ずいぶん余裕そうね」

 アレッサがそう言ってバザロフの立体映像に銃を突きつけた。ムダな事は重々承知だが、この事件の原因が目の前にいるとなると我慢出来なかった。


『この国の秘密警察は随分と丁寧だな』その様子を見て、バザロフは肩をすくめて嘲笑った。


「ずいぶんと余裕ぶってくれる。せいぜい見下してなさい。すぐに捕まえてあげるから」


『気の強い女は好きだ。仕事じゃなければ食事に誘っている所だった。しかし、残念だ』男は頭を振った。『顔を合わせるのはこれっきりになるんだからな』


 その言葉に呼応して、階段から一人、フロア奥の柱の陰から一人、物々しい雰囲気をまとった厳めしい男たちが姿を現した。それぞれ細身の男と筋肉質で大柄な男だ。


 すぐにアレッサはゴンドーの襟首を掴み、乱暴に壁際へと転がした。老人は手荒な扱いをされながらもPCを抱えて操作を続けている。


『支払った金額分は働いてもらうぞ。その三人を殺せ。それじゃあ、チャオ』わざとらしく手を顔の近くで振ると、男のホログラムは姿を消した。


 雇い主の姿が消えると、二人の傭兵がターゲットに向けて接近を始めた。アレッサとセナが身構える。はじめに仕掛けたのはアレッサだ。彼女はサブマシンガンの引き金を引き、細身の男へと発砲した。放たれた複数の弾丸が敵に向かって真っすぐに飛ぶ。男は体を揺らしてその場からスライド回避。弾丸が床を穿つ。その間も、アレッサは動く敵から銃口を外さずに引き金を引き続ける。男は再びスライド回避。さらにスライド回避、回避!


 大男が、クロムめいた色の装甲版を張り付けた左拳を、セナめがけて振り下ろした。セナはそれをギリギリで回避。ついさっきまで彼女のいた場所が大きく陥没する。男はサイバネ義腕を床から引き抜き服の袖をまくった。肘の関節部分から熱気のこもった空気が放出される。旧ロシア系サイバネメーカー、ブクシアアームズの軍用義腕、ガリル59だ!

 セナは大男に向かってショットガンの引き金を引く。大口径のスラグ弾が男の肩に命中した。しかし男は気にせず、今度は両手を組んで勢いよく上に振る。ショットガンから第二射が放たれるが、男のかち上げで狙いが逸れる。セナはショットガンを手放して、男へとタックルをした。男の体が後ろに下がっていく。その時、セナの背中に強い衝撃が加わる。男の鉄拳が振り下ろされたのだ。網膜ディスプレイに警告メッセージが表示される。彼女は大男の体を押して距離を取った。重度サイボーグといえども、強い圧力の伴った攻撃を受け続ければ内部の破損は免れない。ここは慎重に進めるが得策だ。


 攻撃を避け切って見せた細身の男の両腕の甲が開いた。その腕が振るわれ、中から一対のブレードが飛び出す。振るわれた右ブレードをアレッサは転がり回避。鋭利なブレードは、彼女の頭上を風切り音と共に通り過ぎた。そこに左ブレードが振り下ろされる。アレッサはわずかに顔をずらして刃先をすんでのところで回避した。その距離、僅か数センチ。よく研がれた刀身からは冷気まで伝わってきそうだった。アレッサが男へと顔を向けた。そしてその両足を高く上げて男の胸を蹴った。男はそれを受けてバランスを崩しのけ反った。アレッサはその隙を見逃さず、男の胴体へと弾倉内すべての弾丸を放つ。男の胴体に弾丸が命中。素早く体勢を立て直そうとしていた男はさらにのけ反り、大きく後退を強いられた。その胸は軽量の防弾合金にサイバネ置換されていた。細身の男はアレッサを睨み付け、両腕を広げて突撃の構えをとった。


 再びスラグ弾が大男へと放たれる。今度は顔面に狙いをつけての発砲だ。大口径弾を顔に受けるのは危険とみて大男は太い腕で顔を覆う。腕にスラグ弾が命中。男の右手が破損する。自慢のサイバネを傷つけられた大男は激昂。その上半身を一回りパンプアップさせ、セナめがけて突撃を敢行した。これをまともにくらえば、セナの体はあっけなく砕け、ガラクタと僅かな肉塊と化すだろう。そんな最期はごめんこうむると、セナは両手を突き出し、タイミングを合わせて突撃の軌道を逸らした。大男は軌道修正することができず、セナのナビゲーションに従って走り続ける。その先にいるのはアレッサと大男の仲間である細身の男だ。


 背後に気配を感じたアレッサは大男の突進を察知。横にスライド回避した。だが細身の男は両手を広げアレッサへと襲い掛からんと構えていたため、一瞬反応が遅れた。その遅れが、生死を分ける。細身の男の胸に、大男が飛び込んだ。背後のガラスにヒビが入り、シャッターがひどく歪む。細身男の胸部アーマーも破損。見てわかるほどに陥没している。破損したアーマーの欠片が内臓に突き刺さった。それに加えて尋常ならざる圧力が加えられたため他の部位も破裂していた。大男の方も突進の勢いを殺すことが出来なかったため、仲間が突き出していた両腕のブレードが腹部に突き刺さっている。細身男はすでに絶命しているが、大男はいまだ健在だ。


 畳み掛けるなら今しかない。そう判断したセナは、ショットガンの薬室からスラグ弾を排莢。マガジンを引き抜き、散弾をクアッドリロードした。狙うのは大男の背骨に沿った部分だ。彼女は狙いを澄ましてフルオート射撃を見舞った。大男の脊椎にインプラントされたバイオプラクティクスにダメージが通る。脊椎インプラントが一部破損、筋肉へと供給されていた合成ドーピング薬品が遮断される。本来ならば段階を追って供給量を減らさなければならないところを突然停止させられた大男は、禁断症状にもがき苦しみながら暴れ始めた。いまだ膨張し鋼の如き硬度を維持している筋肉が、周囲の柱や窓ガラス、そしてシャッターを破壊していく。迂闊に近づけばセナやアレッサも巻き込まれてしまう。二人は警戒を緩めずに暴れる大男を遠巻きに見守った。大男が自身の頭をシャッターに叩きつけた。何度も、何度も、何度も! シャッターは今にも接続部が外れて壊れそうだ!


「シャッターが壊れそうになってる。あれの巻き上げ機が壊れれば、あの筋肉マンを落とせそうよね」アレッサはサブマシンガンの弾倉を交換し、スライドを引いた。


「たしかに。あと一押しってところね」そう言うと、セナはショットガンのグリップをスライドさせて、薬室に散弾を装填した。「いつでもどうぞ」


 二人は大男の頭上の巻き上げ装置に狙いをつけ、引き金を引いた。耳を覆いたくなるような激しい轟音が木霊した。



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