彩の魔法で世界が輝き、華やぐ
- ★★★ Excellent!!!
色彩豊か、そんな言葉がこの物語には似合うだろうか。
訳ありの魔女のテュベルーズは、33歳にして初婚で他国――扇鶴国へと嫁ぐことになった。
その相手がなんと、少年だった。
そうテュベルーズは33歳。
少年の輝かしい肌艶などが、眩しい。
その表現がリアルで、もしかしたらテュベルーズに共感する方も多いはず。
そんな年齢差のある二人だが――
見どころは、やはりテュベルーズの色彩感だろう。
その感覚を活かした魔法が、幻想的で細やかな色の違いから、大胆な色彩使いと、様々な姿が浮かぶ。
個人的にも色の和名は好きで、その美しさが魔法の中で生き生きとしている。
テュベルーズの才能と優しさを体現したような魔法の魅力。
そして、旦那様との関係も見どころ。
お勧めです。