愛さえも、燃えるよう
- ★★★ Excellent!!!
声を失い話すことができない琴乃は、ある日皇帝の側付き巫女に選ばれる。皇帝と言っても、それらは竜人と呼ばれる者達で、人ではない。
四竜皇国(しりゅうおうこく)は、竜人が治める国。火土風水の四竜人が、百年ごとに交代で竜皇となる。国は平和。しかし、四百年に一度巡る火ノ竜の御代は、『災厄の代』と呼ばれ、奇しくも琴乃は火ノ竜――焔の巫女となったのだった。
始まりからして、陰謀の匂い漂う。陰謀に思惑漂い巡る宮中に放り込まれた琴乃。焔との邂逅も、良いものとは言えなかった。しかし、それでも健気に頑張る琴乃姿は、逞しくもあり、支えたくなる。
そんな姿に焔との距離も……。
陰謀に、陰陽師、思惑に。二人の関係も含めて、見どころも至る所に。
是非是非、手に取ってみては如何でしょうか。
オススメです。