血と埃と圧倒的な重厚感。そして優しさ。

第一次世界大戦をモチーフとした世界でそれぞれの目的のために戦う少女達の物語。
でも、それに留まらず圧倒的な戦場や戦闘の描写。
そして、そこでの心理状況があまりに重厚に押し寄せてきます。
でもそれはとても没入感を伴うもので、とにかく惹きつけられる。

彼女達に納得のできる明日は来るのだろうか?
それとも大きな何かにただ、蹂躙されるだけなのか。
とても先が気になるし、このまま埋もれさせては行けない文字通りの名作です。

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