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概要
「運命をかえて、みたいですか?」
「どうやら、この世界は、終わるらしい」
秋津絵画を専攻する画学生《春峰》の下に、ある夜、不思議な眼の色をした眉目秀麗な青年と少女が現れる。
《黒紅》《御空》と色彩を冠した名の二人は、無慈悲にもこの世界の終末を告げる。
二人はこの世の何処かにある「図書館」の職員であり、おしまいを迎える世界の「整理」にやってきたという。
過去、現在、未来の人間と人間が関わってきた、あらゆる事象を書物という形で保管するその場所より、二人は春峰の物語に入り込んだらしい。
人間の物語に入るためには、「対象者の生涯を通して一番の願い事」を叶える必要がある。
黒紅が物語に入っている=春峰の人生で一番の願いは叶っている、と黒紅は答えるが、当の春峰は全く身に覚えがない。
契約は結ばれているので協力するように、
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