第3話絶体絶命と出会い

「ではでは頂くか」朝起きて俺はオークの死体に目をやったが「うーんどうせなら猪みたいな姿の状態が良かったな~」まあそれよりも「この左腕どうするべきか」


もう痛みを通り越して何も感じない状態になってるんだが見た目がな

 見せられないよ状態になってるんだが「回復系の魔法も使えないとか俺どうするんだよ」


再びオークに目をやる「……はぁまあ埋葬出来る部分はしてやるか」そう思いオークが使っていた斧を持った「重っ」一応持つことは出来た後は勢いで


 ザクッ「は埋葬してやらないとな」何とか右手で道具を使い穴を掘って埋めてやったもしも言葉が通じたなら「お互い殺り合う事は無かったかもな」


まあ終わった事を振り返っても仕方ないが「てかコイツどんな仕組み何だよ姿が変わったら服を着てるってさ」謎過ぎるな流石異世界「さて調理の時間だ」


オークの食べられなさそうな部分をまず取り除いたそして「コイツの持ってた酒のおかげで火を起こせてるからな少量使うとして後一か月燃料として持つかどうかって所か」


 そうして火を起こしてオーク肉を焼いた数十分後「おおぉ!これは漫画肉みたいな物が出来たぞ骨付きにしといて良かった」けど「塩が欲しいな」そんな事を思いながら一口頂いた


「何て言えば良いのか野生の味だな」そうして無事完食した「お前の血肉はしっかり俺の栄養になったからな感謝するよ」


「コイツの骨結構頑丈だな」良し「武器にするかって言っても右手だけじゃ無理だなまあ洗って保管だな」湖に向かいオークの骨を洗って拠点に戻った戻る最中に俺は前回のオーク戦の時に張っておいたロープの位置を確認してから戻った

 

あといつもと姿が違ったゴブリンを見たこちらには気づいて無くて良かった

「アイツ何か他のと比べてデカかったな」一応警戒をしつつ拠点に帰って来た

 

もしアイツと戦うとなると「この状態じゃ多分殺されて終わるな」そう思い

会った時の対処法を考えた水分が欲しいがどうするべきか


「どっかにこの酒を補完できる物があれば良いんだがそうしたらこの瓶でろ過装置が作れるな」まあまだ喉の渇きは我慢できる程度だから大丈夫だが


火を起こしてこの日を終えた

次の日


「そう言えばここに来て一週間くらい経ったか」今日はどうするかな「湖の水飲んでみるか」

オークを倒した時のあの武器を持って湖に向かう事にした


ボーンクラッシャーは使いたいが無理だなあと少しでも身軽にしておきたいからな「あの湖ってどんな感じだったっけな?」


 確か水の感じ的には安全そうだったがはたしてそう思いながら向かっている

途中俺の視界を何かが横切りって木に当たった「!?」それはだった

 

飛んで来た方向を見たそこには〔ギャギャ〕昨日見たいつものゴブリンよりデカ目の奴が

いたまさかアイツがやったのか?てかアイツの持っている物って


 俺と同じボーンクラッシャーだったまさか―アイツ何処かで使っている所を見て学習したのか?どうやらコイツは他の奴より知性が少し高いらしい


 直ぐに危険を感じ湖の方に出来るだけ早く向かった

 後ろから再び石が飛んで来たが当たる事は無かったアイツ何も練習してないなそう思ったが三投


目が飛んで来た時背中に激痛が走った「ぐはぁ」〔ギャハギャハ〕喜びやがってクソが

痛かった肋骨は無事だな良かった背中は耐久性が高いからなただアイツ命中率が上がってやがるな


「ってうわ」地面に足を取られてその場にこけてしまった「マズイ」後ろを振り返った〔ギギャギャ〕そのゴブリンは少し大きめの剣を出してこちらに向かって来た「やめろ」


「くっ来るな嫌だ死にたくない」その場にあった土を投げつけたしかしそれはゴブリンに当たる事が無かった〔ギャハハハ〕勝ち誇った顔で走りもう俺との距離は数メートルもうダメだ俺はここで終わるんだ――


「なーんてな」そのゴブリンは何かに足を取られこけたその倒れた一瞬を見逃す事無くそいつの頭部を叩き頭蓋骨を粉砕した「あのオークの頭も壊したんだからなお前の頭を叩き割るなんて訳ないよな」


「お前があの時慎重に俺を殺しに来ていたら俺は死んでいただろうでもお前の敗因は俺にもう何もないと勝手に思い込んだことだ」「次があるならもっと慎重に戦うんだなあーもう死んでるか(笑)」


 だが正直危なかった―もしゴブリンがあのまま投石をしてきたりしてても俺は死んでいたしアイツがもっと足元を警戒しても同様に死んでいただろう


 そうあの時アイツがこけたのは―オーク戦の時に残っていた俺が張っておいたロープだ「あーマジで背中痛い」てか背中でも当たる場所によってはヤバかったなまあ良いコイツの武器は後で回収するとして今は湖に行こう


 湖に着き一息ついて落ち着けるわけねーだろ?「はぁもうしんどい」湖の水を見た「この綺麗さなら行けると思うんだがな」そんな事を考えていた時に複数の視線を感じた直ぐに振り返ったそこには十匹程のゴブリンがいた

 

その内の四体は先ほど倒した奴と同じだったこれは「絶体絶命だな」

「正直この世界に来て一週間クソみたいな感じだったがまあ良い次があるならもっと異世界らしい魔法とかを使いたいな」


〔〔ギギャギャハ〕〕そいつがこちらに向かって来た「まあせいぜい戦って死ぬか」俺は右腕で武器を持ち構えた


 そして戦いのが始まろうとした時そいつは空から現れた

〔ギギッ!!〕ゴブリン達が驚いていたそこに立っていたのは一人の少女だった顔は見えないが綺麗な白髪だった


「丈大夫すでか?」その言葉のせいでさっきまでの感動が全て消えたがその女の子はその後ゴブリンに立ち向かった


 そして次の光景は夢にしか見えなかった俺が苦労して倒したゴブリンをその少女はあっさり全滅させたてかあの子途中魔法みたいなの使って無かったか?「のあ?丈大夫すでか?」その少女がこちらに


再びそう声を掛けて来ただから分かんねえんだよ、俺はその子の顔を見たうん美少女だ流石異世界

特に瞳がまるで吸い込まれそうなってそうじゃないだろ


 言葉は分からんが助けて貰った以上お礼を言わないとな「ありがとう助かったよ」「!!!」「……」「あっあの~」「やぱっうりそだ」そして次の言葉を何故か理解する事が出来た


「ねえ?もしかして他の世界から来た人?」俺が理解できる言語でその子はそんな事を言った「えっ」俺はこの日元いた世界と同じ言語を使う少女と出会った

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