パジャン島 復讐編 弐
「えっ?」その一言に私は困惑した…死んでいる?って言ったの?「仲月冗談でも言って良い事と悪い事くらい分からない年齢じゃないわよね?」「…そっとしておけ」「…」綾瀬が巧人から離れた
「仲月さん私のスキルで生き返らせれないでしょうか?」「…その前に外にある深明朝夜の木に行くぞ」「分かりました」「綾瀬ここで待っておくか?」「……」何も言わず作業場を出て行った
その後あの木の前に並んだ「それで?ここになんの用があるんですか?」「錦戸スコップを出してくれ」「分かりました」周囲を見るに恐らくここ当りだろう「ちょっと手伝ってくれ」「分かりました」「分かった」
掘り進めて行くとそれが見えた「うっ嘘でしょ??」「……」「まさかこんな形で再会するとは思わなかっただろうなキキョウ…山梔子さん」二人が眠っていた「錦戸試してみてくれ」「…はい」
(ゲータ行けそう?)(…ハッキリ言うわこの人たちの蘇生は出来ない)(…そう、分かった)(でもさっきの子は蘇生する事は理由は…恐らく転生者と現地人の違いなのかも知れない)(ありがと)
…玲那隠してるつもりなんだろうけど相当落ち込んでいるわね……それにしてもこの男本当に不愉快ねコイツからはそんなものは一切感じられない…一体何を考えてるの?
「仲月さん蘇生は出来なさそうです」「そうか」「でも巧人君の方は出来そうです」「それホントに!?」「いや蘇生はするな」その言葉を言った瞬間俺は綾瀬に叩かれた「…」「何言ってるか分かってんの?」
「あぁ、助かる命を見捨てようとしてるって言いたいんだろ?」「ちっ…それが分かってて何で!?」「これを読んでも言えるか?」工房に置いてあったメモを綾瀬に見せた
「……」「考えは変わったか?アイツは生き返る事を望んではいない」「でも、これじゃあ巧人君の師匠は?こんな事実を知ったら」「それをこれから報告しに行くつもりだ」「仲月一つ聞かせて」「私からも聞きたいです」
「あぁ、答えてやるよ今回の首謀者が誰なのか」二人に首謀者の名前を言った真実受け入れきれてない綾瀬と沈黙の怒りを表している錦戸がいた「取り敢えず巧人が俺に作ってくれた武器を回収してからアイツの師匠の元に行くぞ」
「…分かった」「それと錦戸」「何ですか?」「俺の顔お前のスキルで変えてくれないか?」「…分かりました」そして俺達は巧人の師匠の元に向かい報告した「…そうか」ただそう言って俯き涙をこらえていた
「アイツの分も生きてやってください」「あぁ」「それと後で必ず返すのでこれお借りしても良いですか?」「…分かった君になら貸そう」それを受け取り次の場所キキョウの店に行った
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