第4話ステータス
「聞こえてますか?」「……」「もしもーし」「ああ、すまんつい驚いてな」
「俺の言ってる事が分かるのか?」「はいそうですけど」「マジか」何だろう
安心感が凄かった確かに全員が言語が通じないはずが無いよな
「それで?先ほどの問いの答えを聞きたいんですが?」「あーすまんもう一回言ってもらっても良いか?」
「だから答えを」「すまん俺の聞き方が悪かった問いの質問の方だな」「お兄さん?他の世界から来た人?」「まあそうなるな」
「そっか私だけじゃなかったんだ良かった」ん?「もしかしてあんたも転生したのか?」「うん多分そう」「そうか」「……」「……」この沈黙は何だ
「まあ俺が今拠点にしてる所があるからそこに行って話さないか?」「分かりました」俺はその少女を案内した「着いたぞ」「これ?が拠点ですか?」
「悪いな拠点見えなくて」「それで聞きたいんですが何でお兄さんは何故森に?」
「その話をする前にお互い自己紹介しないか?」「それもそうですね」「俺は
「俺がこの世界に来た時に異世界の住民に挨拶をしたら言葉が通じなかった結果衛兵みたいな奴らに追われてここに逃げたって訳だ錦戸はどうだったんだ?」「私は最初から何を言ってるか分かったし喋れたよ」「は?マジかよ」
「仲月さんちょっとステータス見て貰っても良いですか?見ようとしたんですけど見れなかったんですよ」「ステータスって出し方あるのか?」
「出し方って出ませんか?こう」―薄いプレートの様な物が彼女の目の前に現れた「おぉ!そうやって出すのか」俺の錦戸と同じ様にしたがやはり出なかった
「あれ?出ないんだが」「えぇ!!何で出ないの?」
「何でだろうな」「じゃあステータスって言ってみてよ」「まあ良いけど」
「ステータス」「そんな都合よく出る訳な」ポロッと何か紙のようなものが出て来た「い」「何か出ましたね」「そうだな」その紙を見た何かが書かれていた
「何で俺のステータスは紙なんだよ」「不便ですね」「まあ良いやっとステータスが見れる」結構期待している自分がいた内容を見た―
【月仲実喜紀】
レル不ル可
間人
1男7
撃攻不力:可
御不力防:可
不力魔:可
力不知:可
は?ステータスもかよ何か良いスキル書いてないか?こういうのはチートスキルを一つか二つくらい持ってるだろ?
キスル:≪世他界憶の記≫≪部状一態異耐常性≫≪らあゆ武る用武の使術器≫
号称:≪世他人界≫≪物魔ら食い≫≪慈無悲≫≪静冷≫≪少頑肉多丈な体≫
読めないけど空白よりはまだ良いか「ステータス見れました?」「見れたんだが読めない」「文字も読めないんですか?」「文字も異世界語になってるから読めないんだよ」
「そうでしたかじゃあ」そう言ってなにやら操作をし始めたそして「はいちょっとステータス見て下さい」「再びステータスに目をやった」「ん?何か一つ追加されたな」
≪語言解理≫と書かれたスキルが出て来た「そう、それです読めるようになりました?」「いや全く」「じゃあどうしたら良いんですか?」
「ちょっとタップして見るか」新しく追加されたスキルを押した時―
地面に何かが落ちた「本?」「本ですね」それを拾い読んでみた「これ教科書見たいな感じか」
その本には微妙に読める文字で異世界の言語などが書かれていたってそうじゃねーだろ?「言語は勉強して取得しろってか?」「私も初めて見ました」「はぁ仕方ないか」「どうするんですか?」
「言語習得するか」ボソッ
そのためには「錦戸って時間あるか?」「まあ今は特に仕事がありませんから大丈夫ですよ」
「じゃあ今から俺に異世界語何か話をしてくれ」「まあ、はい分かりました」錦戸が何かの話をしていた俺はそれを聞き続けた途中本も閲覧した
「それ私はで女神様合たってのこ世界に転生しったて事です」何となくだが何を言ってるかが分かって来た一旦この辺で終わるか「ありがとう錦戸一旦そこまでだ」
「はーい」「で?これ?何か意味合ったの?」「まあ聞いてみろよ」そうして俺は喋った「多分こんな感じか?」「えっ?喋れてるじゃん」「学ぶ環境と人間が良すぎたな」「ちょっと照れる」
そう言って少し赤らめる少女「まあ書くのはまた後だな」「それで?仲月さんはこれからどうするの?」「そうだな俺が逃げた国に行くことかな」「そっかじゃあ私手伝うよ」
「ありがとう助かるよ」「あとずっと気になってたんだけどその腕」「あーこれはオークと戦った時に使い物にならなくなった」「そうなんだじゃあ?」そう言って何かのスキルを使ったのか俺の腕が元に戻った「マジか完全に治ってる」流石異世界だな
「じゃあ私シルドルクに戻るね」「シルドルクって言うのかあの国」「そうだよ明日またこの場所に来るけど」「食料とかどうするの?」「まあ出来れば貰いたいな」「じゃあ何か持って来るね」
「ありがとう」「あとお風呂入った方が良いよ」「そうだな」そう言って錦戸はシルドルクに戻って行った「さて少しは喋れるが読めるようにしないとな」
俺は異世界語の参考書になる本を読んだその日はとにかく言語に向き合った「もうそろそろ火起こしをして寝るか」両手が使えるようになったので火起こしが出来るようになった
次の日
拠点で錦戸を待ったその間に言語本を読んでいた「仲月さん持って来ましたよ」そう言って錦戸が食料を持って来てくれた「ありがとう助かるよ」「それとお風呂は」
そう言って錦戸は洞窟の中に入って行き「ここら辺で良いかな?」握り拳を作り地面を殴ったするとまあ何て事でしょう良い感じの穴が開いたじゃないですか「うんもうどうなってるのやら」「あとはここに」そう言ってお湯を入れていた
「じゃあどうぞ仲月さん」「ああ、すまんな」そう言って俺は服を脱ごうとしたら「ちょっと何いきなり脱いでるんですか?」「あーすまん」「あとこれ使って下さい」そう言って錦戸は石鹸を渡してきた
まあ朝風呂ってあんま体に良いものでは無いがやっぱ風呂を見たら入るしか無いだろ?そんな事を思いながら俺は入った
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