パジャン島 十一
扉の前まで着きノックをした数秒の沈黙の後「鍵開いているので入って大丈夫ですよ」不用心な奴だな…大丈夫か?巧人って奴ドアを開け中に入る「「お邪魔しまーす失礼しまーす」」
息は揃っているのに対して言っている言葉は違った中に一人の青年と数はそこまで多くは無いが全て俺の知っている武器だった、取り敢えず確認と自己紹介だな「君が巧人君で合ってる?」
「はい、そうですが…どちら様?」「俺は仲月って言うんだけど…」この巧人って奴の姿勢…コイツ持ってるな?正直戦闘しに来た訳ではないからな何かきっかけを…そこら辺にある奴で良いか
「なあ?あの武器ってソードブレイカーだよな?」「……分かるんですか?」「あぁ多少はな、実はお前の師匠にさっき会って来てどんな奴か気になったんだ」「そうだったんですね」「しかし…良く出来てるな」「どうも」
「少し話さないか?」「分かりましたでもその前に一つ聞いても良いですか?」「あぁ」「ハーレムとか目指してるんですか?」「?」あぁそう言う事か「綾瀬ちょっとこっち来てくれ」
辺りを見渡していた綾瀬がこちらに来て「何?」「巧人君もちょっと」手招きをして巧人を呼び「勘違いさせて悪かったな実はコイツ」巧人の手を取り綾瀬のある部位に手をやった
「えっ?」「は?」恐らく巧人が少し掴んだのだろう「んっ」っと綾瀬が完全に乙女の声を出した「これでなっとっぐ」頬に綾瀬の拳をくらった巧人はその場に数秒固まっていた
「女子かと思ったのに確かにあるまるでペティないぶ」巧人も綾瀬からの直撃を貰ったようだ「うぅもう帰る」少し涙目になった綾瀬が錦戸にそう言った「よしよーし最低だったね~あんな人達ほっといて帰ろうか」「…うん」
「って事なんで
「…そうですねちょっと待っててください椅子持って来ます」「ありがとう」「まず僕から聞いても良いですか?ここにはどうして来たんですか?」「そうだな一つは君の師匠もう一つは」
「シルドルクのゲルム王って知ってるか?」「えぇ、覚えてます」「そいつが使った武器を作ったのが君だって聞いてさ」少し複雑表情をしていた「どうかしたのか?」「えぇっとこんな事言うのはおかしいかも知れないですが」
「何故だか分からないんですがあの時はあの人を友達と言うか仲が良かったと思ってたんですよでも彼がシルドルクに帰ったのでしょう数週間くらい経ってから何故あの時武器を作ったのか次第に記憶がおかしいと気付いたんです」
「それ合ってるぞ」「そうなんですか?」「アイツは記憶に関わる系のスキルを持ってるからな」「そうだったんですかありがとうございます」「今度は俺から聞いていいか?」「はい」
「あの武器を作る時魔力使って無いだろ?」「分かるんですか?」「俺自体は魔力何て無いから分からないがでも何となく分かる」「師匠との約束なので」「だからゲルムの事後悔してるのか?」
「…はい」「あれは仕方ない気にしない方が良いぞ」「それでもです」「そうか」「それともう一つ」「お前の過去を聞いたんだが出て行く前何があった?」「…何でそう思うんですか?」
「明らかにおかしいと思ってな」「…分かりました少しだけあの時の事を話しましょう。あの時出て行く大体一、二時間前僕は殿様から呼び出されて言われました」
―「殿様?何か御用ですか?」「単刀直入に言おう巧人…お主不法滞在しているのだろ?」
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