概要
「そこで今一度君に質問する。君のいうイゼルキュロスは、今どこにいる?」
〈王都〉を遠く離れ、新たな街で暮らし始めたメアリーアン。戦場にいるはずのかけがえのない友人イゼルキュロスに思いを馳せるが――。
文明衰退後の遠い未来世界を舞台にしたミステリ調・SF風ファンタジー。
2002年頃に書いた短編です。
【関連作品】
「ホワイトアウト・シティ」
本作よりも後の出来事を描いた長編です。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427581045949
「泣かないで、ローズマリー」
本作よりも過去の時系列を扱った、前日譚的な短編です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648437255310
文明衰退後の遠い未来世界を舞台にしたミステリ調・SF風ファンタジー。
2002年頃に書いた短編です。
【関連作品】
「ホワイトアウト・シティ」
本作よりも後の出来事を描いた長編です。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427581045949
「泣かないで、ローズマリー」
本作よりも過去の時系列を扱った、前日譚的な短編です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648437255310
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!穏やかでない静かな世界で。
どこか鬱々とした曇り空のような、穏やかでない静かな世界。
見知らぬ道端で座り込んでいることに気付く、一人の娘メアリーアン。
何故ここに、こうしているのかすら分からない彼女は、持っていた列車の切符の半券と、書きかけの便箋を見つける。イゼルキュロス宛ての文面を見つめながら、彼女は記憶の断片を拾い上げていく……。
上質なSF小説です。
とても雰囲気のあるお話で、メアリーアンの記憶障害の謎、それを助けてくれる不思議なアシュレーの存在が、一気に物語の中へ惹き込んでくれます。
文章力も高くて読みやすく、この世界を見事に創り上げられています。
メアリーアンとアシュレーの関わり合いが、私にはとても魅力的…続きを読む