概要
三十一回目に自分を買った女は、自国を滅ぼした国の重鎮でした――。
神によってつくられたと言われる異世界「内社」にて。
齢十四にして、売られた回数は二十九。奴婢として半生を生きてきた少女・鑭依。
運よく大商人の養女になれたものの、二年後、再び奴婢として売られることになってしまった。
そんなときに限って、突如始まった敵国の侵攻。
「私、まだ、死にたくないので」
鑭依の人生の指針は「安定かつ平和でやや長めの一生」である。
それを打つ壊していく人こそ、自国を滅ぼした(けど一応恩人の)美しき女主人・麗月。
これは、一人の少女と、少女とともに生きた人々の物語。
「小説家になろう」「pixiv」にて同作品を投稿しています。
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