概要
【完結】彼女は夢の為に旅をしている。僕は逃げる為に旅をしている。
文明が崩壊してから数十年後。気ままに旅する少年シタルは、ある街で行き倒れた少女ディナと邂逅する。
街から街へガラクタを求めて旅する少女に興味を持ったシタルは、街で彼女と行動を共にする。彼女が語る〝停まっている世界の時間を再び動かしたい〟という突拍子のない野望は、否が応でも何の目的もなく街から街へ旅を続ける自分との差を感じてしまう。
別れの日、整備して貰った銃を試射するシタル。本当なら自分も旅立つ予定だったが、もう1日留まる事にした。もう一度、彼女に会える事を期待して。
夜。手負いのディナがシタルの元へ訪れる。街を徘徊する巨大な野豚。二人は協力して野豚を排除する事に成功する。
ディナがこの街へ訪れた理由。それはレコードのカートリッジを入手する為だった。初めて聞く、文明が崩壊する前の音楽。耳を澄
街から街へガラクタを求めて旅する少女に興味を持ったシタルは、街で彼女と行動を共にする。彼女が語る〝停まっている世界の時間を再び動かしたい〟という突拍子のない野望は、否が応でも何の目的もなく街から街へ旅を続ける自分との差を感じてしまう。
別れの日、整備して貰った銃を試射するシタル。本当なら自分も旅立つ予定だったが、もう1日留まる事にした。もう一度、彼女に会える事を期待して。
夜。手負いのディナがシタルの元へ訪れる。街を徘徊する巨大な野豚。二人は協力して野豚を排除する事に成功する。
ディナがこの街へ訪れた理由。それはレコードのカートリッジを入手する為だった。初めて聞く、文明が崩壊する前の音楽。耳を澄
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!行き倒れ少女×終末キャンプ~世界はまだ充電中~
文明崩壊後の終末世界を生きる少年と少女の物語。
自身の中の小さな光を大事にする二人の出会いの物語が描かれています。
ところどころ会話が嚙み合わない二人のキャンプ生活が、読んでいてとても楽しい。
電池切れを起こした世界で、この先彼らがどのような体験をしていくのか。
続きが読みたい、と叫びたくなるような作品です。
独特の荒廃した世界観、ドキドキのキャンプ生活、魅力あふれる少年と少女、などなど、良質なワクワクが凝縮された物語です。
一人でも多くの方に読んでもらいたいと思ったので、敬意を込めて、作品をおすすめレビューします。
手ごろなボリュームでとても読みやすい素敵な作品です。ぜひ、読んでみて…続きを読む