アーティストになる３リベンジ

遊びで美術部にいた中学生が顧問の勧めで、普通科に併設された芸術コースのある高校を受験して合格、自らを天才と勘違いした山鹿麻矢。その高校で凄い先輩に出会い、東京藝術大学の美術学科への進学を目指すには初めて努力精進が必要だと実感。デッサンや立体造形のスキルを高めて一次試験は突破したが、超難関の二次試験で不合格、そのあまりにも高かった頂には届かなかった。
　同じ高校の美術専攻では見下していた同級生、市村雅治はほぼ独学で挑んだ東京藝術大学の美術学科・絵画科の日本画専攻になんと現役で合格するという、まさかの出来事。これまで感じたことのない絶望感に見舞われた山鹿麻矢が予備校の悪い先輩に誘われてギターを弾き始めるなど浪人ライフを謳歌しながら東京藝大合格に向けてリベンジの道を選択したが、そんなんで合格できるーー？