終末世界の歩き方〜故郷が消えてなくなったのでのんびり旅人をしています〜

　遠い未来、停滞を望んだ世界。
　発展を求め続けた結果、ついに世界はその発展に使用されるエネルギー消費に耐えかねた。栄華を極めた都市は一年とたたず崩壊し、あらゆる大都市はその機能を崩壊させざるを得なかった。
　人間の居住区域は《街》と呼ばれ、《街》の外には生物が住むことのかなわなくなった灰色の世界が広がっている。
　都市崩壊現象、通称《崩壊》から逃れるため、人類は停滞を選択した。緩やかに破滅へと向かっていくにしても、せめて穏やかに消えることを望んだ世界を歩く青年の、とある《街》での記憶。

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区切りがいいので完結済みとして投稿しますが、書きかけの2章がかけたら連載にしようかと思います。

好きなものを詰め込みました。よろしくお願いいたします。