概要
「ごん、お前だったのか。いつも栗をくれたのは。」
ごんぎつねは、いつもいたずらばかりの嫌われもの。兵十の釣りをジャマしてみた次の日、村の様子がいつもとちがっていて…。角川つばさ文庫『
ごんぎつね・てぶくろを買いに』所収。児童書底本につき漢字は総ルビです。
(※キャッチコピーは本文抜粋)
ごんぎつね・てぶくろを買いに』所収。児童書底本につき漢字は総ルビです。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ハッピーエンド
遠い昔、たしか小学校のみぎり、国語の教科書にあり、読んだ(習った)記憶がある。一度だけ。
そのおりは、悲惨だとか哀しいといった、いわゆるバットエンドという感想で、それは根強くのこり、いまのいままで読みかえさずにいた。
そして数十年ぶりに再読し。
哀しいとか、悲惨とか感じなかった。
バットエンドではなく、ハッピーエンドといえるのでは、と気づかされた。
ごんの心象を描いた物語であり、そう読んだとき、ごんの願いは叶えられたわけだから。
そもそも、ウナギを兵十の母が亡くなる前に食べたがってたろう、悪いことしたという反省すらごんの解釈にすぎない。
兵十に同じく天涯孤独で、と同情したのもごんの解釈にすぎ…続きを読む