第6話
「白木さん、これお願い。」
レジに入った途端店長に押し付けられたチョコの発注書。
ロッカールームでチラ見したのよりも30個多かった。
え?嘘でしょ?こんなに売れる訳ないのに。
「店長、去年半分くらい売れ残りましたけども…」
「大丈夫!有名なパーティなんとか監修らしいから売れるよ!」
「それパティシエなんじゃ…」
言いかけた言葉を聞こえないフリして店長は上がって行ってしまった。
これは気合い入れて売るしかないんじゃ?
売り上げが悪いと不機嫌になるので、店長のご機嫌取りは精神的にキツい。
そして誰もフォローしてくれないのだ。
ピンポーン
憂鬱な気持ちを抱えたまま業務開始だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます