第2話

ピーンポーン


「いらっしゃいませー」


ピピッ、ピピッ


お昼時はレジに行列が出来るし、公共料金を払いに来るお客さんもいる。

今日はお子さんが熱を上げて休んだ田中さんの分も自分がカバーしなければならないので、半分頭がオーバーヒートしてる状態でただひたらすら手を動かす。


厄介なお客さんが来ませんようにと祈りながら、ひたすらレジに並ぶお客さんをさばいていく。

オフィス街にある職場は毎日戦争だ。

肉体的にも精神的にも疲労困憊。

いつも泣きそうになるくらいしんどい仕事の中、最近癒しの存在が出来た。


忙しいお昼時を過ぎた頃に来店してくるお客さんがとても美人なのだ。


ピーンポーン


あ、今日も来てくれた。

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