『戦後文明論』

東欧民主革命から始まり，東西ドイツの統一，そしてその翌年の1991年ソ連の崩壊をもって戦後40年以上にわたる、核戦争の危機をも含んだ緊張関係の冷戦は終焉した。世界はそれを歓迎した。それから３１年、ロシアのウクライナ侵攻、米中の激しい対立、新冷戦と云われる緊張関係に再びある。どこで間違ったのか？人間は間違いを犯す動物であると云われている。間違いから学ぶしかない。歴史から学ぶしか人類の進歩はないのではないか？
　私の生まれは1945年、第２次世界大戦が日本の敗戦を持って終わった年である。アメリカはどこで間違ったのか、ソ連はロシアは、中国は、そして日本は？『戦後文明論』とでも云うべきか、1945年以降を何か纏めて見たいと思ったのである。