概要
雑草のような人生を営む花屋が出会った、謎の恐しい植物の物語。
〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
聖暦1580年代末。海の向こうに未知の大陸〝新天地〟を発見し、世界屈指の大帝国となったエルドラニアは魔導書の自由な所持と使用を人々に禁じ、悪魔の力を独占することで権勢を欲しいままにしていた。
だが、闇市場では公然と非合法に魔導書が売買されており、そんな中の一冊、『シグザンド写本(巻末付録『サアアマアア典儀』付き)』を手に入れ、怪奇事件専門の探偵稼業を営むエルドラーニャ島の植民都市サント・ミゲルに住むハードボイルド(あくまで自称)な青年カナール。そんな彼に、なにかと贔屓にされている総督府より連続行方不明事件の捜査依頼が入る。
一方、街の片隅で小さな花屋を営む植物学者希望の青年シモーロは鉢物市で見たことのない食虫植物を手に入れるが、その植物は
聖暦1580年代末。海の向こうに未知の大陸〝新天地〟を発見し、世界屈指の大帝国となったエルドラニアは魔導書の自由な所持と使用を人々に禁じ、悪魔の力を独占することで権勢を欲しいままにしていた。
だが、闇市場では公然と非合法に魔導書が売買されており、そんな中の一冊、『シグザンド写本(巻末付録『サアアマアア典儀』付き)』を手に入れ、怪奇事件専門の探偵稼業を営むエルドラーニャ島の植民都市サント・ミゲルに住むハードボイルド(あくまで自称)な青年カナール。そんな彼に、なにかと贔屓にされている総督府より連続行方不明事件の捜査依頼が入る。
一方、街の片隅で小さな花屋を営む植物学者希望の青年シモーロは鉢物市で見たことのない食虫植物を手に入れるが、その植物は