楽しみとこわさは紙一重。地の果ても、地の底も確かめたいっ!

ファンタジーに馴染みがない方も、自然に入れます。むしろ、そういった方にお勧めかも。

作者さまの描く展開のタイミングが、良い意味で読めません。

この作品の魅力は、ストーリー自体はもちろんのこと、1話それぞれごとに、常に陽か陰か、または「何か」の気配がする。飛ばされたのは職員室だけでなく、読み手もまた、リアルタイムでそうなのです。

また、空想小説(ファンタジー小説)に伴う「自由」さに呑まれていない、しっかりした土台と構想、そして筆の技術がさりげなく散りばめられています。
だから、物語を見失う、読み手が置いてけぼりになる恐れがない。

すらすらと読んでいて、それでいて、「このお話はこれから先もきっと楽しめる!」という安心感があるのです。

タグに「残酷描写あり」とか、「暴力描写あり」とあるのは、どういうことなのでしょうか…
今のところ、どちらかというと牧歌的なお話という気がしますが…(でも、羊舎の傍らには、じつは絶えず狼が潜んでいたりしますものね)。

地の果ても、地の底も見たい。
じつはそんなチャレンジャーという方は、ぜひお進みになってください!

空想だろうと現実だろうと、気になりません。
この心境が、あなた様の現実になりますから。

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