面白いです!

 物話は粛々と進むのです。
 作者さまの丁寧な目線が全体に行き届いて大人の雰囲気です。

 ……とか、前にレビューを書いたんですが、レビューを加筆訂正します。

 途中から、人物の群像劇と、異世界の文化が、ぐいぐい絡まって、怒涛の勢いです!
 作者様の知識というか、下調べというか、音楽、合気道、サバイバル、異世界の言語と文化の構築、どれをとっても、圧倒的な説得力で語られるので、もう物語の端から端まで、説得力しかありません。
 そこに「うわ、これは現実にあっても、やっかいだな。」と思わせる人間関係をぶっこんでくるんです。
 人数が多いからこそ、その人間関係が、一重、二重……、と物語に重なってきます。
 しかも、メインの語り手は、しっかり大人の八乙女先生です。
 その八乙女先生までもが!
 私は途中でスマホを投げ出し3分は放心状態になりましたよ。
 この物語を、私はどう形容したら良いのでしょう……。
 まだ言葉を探しあぐねています。
 すごすぎて。
 ぜひ、皆様も、しっかり時間をとり、腰を据えて、この物語にとっぷりと身を委ねてみて下さい。
 
 

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