お稲荷様のお使いはじめました

水曜、土曜更新

美しい白い毛並みの狐耳としっぽが自慢の半人半狐の紺野サクラは、ある日父と自らを狙う男たちから逃れるために一人、住んでいた研究所を追われた。
山を越え洞窟を抜け、河原で力尽きた彼が次に目を覚ますと見知らぬ男の姿。次々現れた四人の男は吉津音村のお稲荷様を代々守ってきた色守家の分家、色守四家と呼ばれる家の人間だった。
彼らと関わりお稲荷様の眷属となったサクラは村人たちと交流しながら暮らす生活を手に入れた。お稲荷様の眷属としての能力と優しさでときに一生懸命考えて、ときに無自覚に、彼らを救いながらのんびり村暮らしをするスローテンポなスローライフファンタジー。

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