全く知らない民族の世界にいざなわれる

耳にしたことのない言葉、見たことのない衣装、そういったものが「異国風」と呼ばれる世界を指すでしょう。
このお話は、異国風を想像させるというよりも、異国の中に読者を連れて行ってしまうような魅力があります。
伝統の息づく世界で、独特な言葉に取り巻かれながら、私たちには彼らの生活や心情がわかる気がする。それは作者様の心理・情景描写の手腕だと思います。

短い作品ですぐに読めます。
いっとき、現実から旅立ちたい方は、読んでみてください。

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