美しい言葉が紡ぐのは、空の上で暮らす、未来の花嫁と花婿の物語。

空に浮かぶ大きな生き物の上で暮らす、ある民族のお話。
それだけでもワクワクするようなファンタジー設定なのに、
この作品は、架空の民族の風習、言語が丁寧に描き出されており、まるで架空の民族トウム・ウル・ネイが現実にいるかのように感じさせます。
ページを開けば、5500文字ほどの短編だと感じさせない、素敵な世界が広がっています。

特に、彼らの話す言葉が美しいです。思わず口に出してみたくなるような。
その美しい言葉が紡ぐのは、結婚する予定である、若い男女の物語。どうやら、花嫁は相手に会っても、結婚するということがよくわからない様子ですが……。

未来の花嫁と花婿がどうなるのか、ぜひ見届けて下さい。

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