丹念な物語構成が光る!

まだ二部までしか読んでいませんが、尻上がりに面白くなっていきます。
冒頭は主人公の悪役令嬢への信頼度が低く、疑いを持っていて、それが証拠と丁寧な推理によって少しずつ解きほぐされていく様は読んでいて気持ちの良いところです。
敵対者の意図も最初は予測ができずに不審ですが、主人公の明晰な推理によって解き明かされていきます。
こうした、悪役令嬢ものではお約束として端折られがちな部分がしっかりと描かれているのですが、煩わしさはなく、むしろ、物語の土台をしっかりと支える軸になっていると思います。
二部終了時点で、いよいよざまぁ展開への布石が打たれますので、期待も高まっていきます。

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