序盤を読んだだけでも作者様の実力が窺い知れる傑作。少年の世界観が一変する場面が恐ろしかった。他の方も書かれているように、是非とも紙の本で読みたい。
読むのが好きな暇人。読むペースは割と早い。たまにふらっと現れる。
クラッシックのコンサートには、組曲の楽章の合間には拍手をしないということが暗黙のルールとなっている。すべての楽章が終わったと時に、演奏者たちに拍手を贈るのだ。 本作『白玉の昊』は2023年2月…続きを読む
この小説を読み終わってから数日がたった。なのに、頭の中にあの世界が渦巻いていて離れない。家事も、執筆も、読書もはかどらない。なにも手につかない。 読まなきゃよかった。 本気で思った。 …続きを読む
ながらく小説を読むことから離れていたので、正直、読了には時間を要しました。が、その時間が、また読むことの楽しさ、心踊る喜びを思い出させてくれました。
まず告白します。自分にとってこの作品は「読み易い」と言える物ではありませんでした。 擬古文的、つまり古い文体を模倣して語られる物語を読み進めるのは、普段から平易な文体に慣れ親しんだ身としてはか…続きを読む
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