第2話【義妹の扱いには要注意】

俺に義妹ができた

名前は"緋茉莉"である

初対面でも堂々と俺に対して悪口を放った

この先が思いやられてします

だって、最初から好感度0はさすがにまずい...何か好感度を上げる方法は...

「わはははは!」


緋茉莉の部屋から緋茉莉の笑い声が聞こえてきた

「何を見てこんなに笑ってんだ??」


「やっぱりヒカリ様は神だなぁ///」

んっ!?ちょっと待て...今ヒカリって...

いやいや、さすがに自意識過剰か...ヒカリって名前この世にいっぱいいるもんな


うわぁああ!やられたぁああ!やっぱ強いなぁ...

「うん、完璧俺の声だわ」


俺は緋茉莉の部屋のドアに耳をぴったりつけて音を聞いていた

はたから見るとただのヤベー奴だ

すると、、、


[ガチャッ]


ガチャッと音がなり、俺は前に倒れこんだ。

「いてて、もーなに...って義兄さんじゃん!!何してんの!?」

めちゃくちゃ怒鳴られた


「ご、ごめんごめn...え...」

俺は戸惑いを隠せなかった。

なぜなら、緋茉莉の部屋にはヒカルグッズで埋め尽くされていたからだ


「見るなぁ!クソ陰キャの義兄さんに見られると腐れる!!」

と、いれわてビンタされた。


「くそぉ...いてぇえな...あ、もうこんな時間...配信しなきゃ」

俺は配信のため自分の部屋に戻りパソコンの前に座る


「はーい!どうも皆さまこんにちわ!あなたの心に光を!どうもヒカリです!」

コメント欄を見る

:ヒカルさんだぁ!!

:キチャァアア!

:待ってましたぁああ!


とてもコメント欄はにぎやかで、同時接続者数は3万人を超えていた。

↓スーパーチャット¥5000円↓

「ヒカリ親衛隊隊長Hima:いつも応援してます!かっこいい!大好き!"」


この人配信初めた頃から毎回見てくれてる人だ

「Himaさんスーパーチャットありがとうございます!これからも頑張って配信していくよ!これからも応援お願いね!」


そういえば、義妹ができたことを配信のネタにでもするか...

「そういえば最近、僕に義妹ができたんだよね」

:えっ!?義妹ですか!?

:その義妹の子裏山...

:その義妹と変わってほしい!!


「あははwそんなことないですよw顔合わせ初日から好感度0ですもんw」

:うわぁ...義妹さん、あのヒカリってわからなかったかぁ...

:wこwれwはw酷wいw

:ヒカリさん可愛そうw


「まぁ、実際僕も現実では陰キャですからw」

:現実で陰キャのヒカリさんなんて想像できない!w

:現実でも陽キャになればモテるよw

:陰キャは草w


と、こんな感じでいつものように配信をしていた

すると、、、


↓スーパーチャット¥5000円↓

「ヒカリ親衛隊長Hima:ヒカリ様の義妹なんて羨ましすぎます!

私も最近義兄ができたんですけど男の人になれてなくて、優しくしてくれているのに

冷たい態度をとってしまします。

やっぱり優しくしてくれているのに冷たく接してしまうのは失礼だと思います。

どうすればいいと思いますか?」


「Himaさんスーパーチャットありがとうございます!Himaさん学生でしょ?

あんまり高額なスーパーチャット飛ばさないでいいよ!

みんなも高額なスーパーチャットは飛ばさなくていいよ!

それで、Himaさんの質問に答えていきますね!

Himaさんにも義兄ができたんですね!

僕は優しく接していると思うんだけどなかなか心を開いてもらえてなくて

僕も困っているんですよね...

やっぱりゆっくり着実に接して行けば、いつか心をひらいてくれると思いますよ!

まぁ、僕から言えたもんじゃないですけどね💦」


僕も緋茉莉と早く仲良くなりたいな...でも焦ったらダメだぞ!自分!!


「ヒカリ親衛隊長Hima:返答ありがとうございます!自分人見知りなのであまり人と関わること自体苦手なんです。

でも、ヒカリ様に背中を押していただけて勇気が出てきました!

頑張って義兄に優しく接していきたいと思います!」


「こんな僕でも役に立ったなら良かったです!頑張ってください!Himaさん!」


この後、配信は2時間程続けて配信を閉じた...

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