第3話【アイドルまで知ってくれている】

 「母さんおはよ〜...むにゃむにゃ...」

もう俺は千代さんのことを母さんと呼ぶことにしている

「あらやだぁ〜母さんだって!私も息子ができて嬉しいわぁ〜」


階段からドンドンドンと、階段を降りてくる音が聞こえてきた

「おはよ...あぁーねむ...」

緋茉莉が降りてきたみたいだ。

「緋茉莉、おはよう!」

まぁ、いつもみたいに無視されるのが落ちなんだと思うけど...

そう思っていた、、、


「義兄さん...おはようございます」

無視されなかったぁぁあああ!?

心のなかで猛烈に叫んでしまった。

「どうしたんです?気持ち悪い顔してますね」

うん。やっぱりいつもの緋茉莉だ...

まぁ、別に俺はイケメンでもないからな


朝ごはん中にふと見たテレビが目に止まった

「今日は最近アイドルデビューした期待の新星!

日真乃 陽茉さんにインタビューをして来ました!」

そういえば最近デビューしたソロアイドルの日真乃 日真

っていう子が人気らしいな...

俺はあまりアイドルに関してあまり関心がないのであまり

そのようなことは知らないのだ。


レポーターが日真乃にこんな質問をしている。

「最近ハマってることなどはありますか?」


「最近ハマっているのはVTuberヒカリっていうVTuberさん

にハマってます!」

おぉ!アイドルまで俺のこと知ってくれてるのか!

あれ...どこかで見たことあるような気がするな...


俺は日真乃 日真に既視感を覚えた

既視感があるから日真のことが気になるのかわからないけど

元々アイドルに興味なかった俺がアイドルの日真乃 日真に惹かれてった。


「配信するかぁ...」

俺は配信するために自分の部屋へ戻り、パソコンを立ち上げた。

「明日は月曜日だから気がめいるなぁ...」

独り言を言いながら配信を始めた


「みんなこんにちわ!あなたの心に光を!どうもヒカリです!」

:来たぁアアああ!

:待ってたよぉおおお!

:日真乃ちゃんが推してる理由がわかった!!

:今日もイケボですね!!


今日もコメント欄が滝のように流れていく

同時接続者数も10万人を突破していた。

「みんな聞いてよ!今日の朝、義妹がちゃんと挨拶してくれたんだ!

これって大きな一歩だよね!!」

俺は嬉しそうに朝、緋茉莉に挨拶してもらえたことを報告する


:良かったですね!

:ヒカリさんもこのまま行けばシスコンですね!

:ヒカリさんロリコン化!!

:ちょっとだけ心開いてくれてるんじゃないですか?


「誰がロリコンじゃぁああい!!」

この後も視聴者さんと楽しくワチャワチャした


今日はいつも来てくれてたHimaさんこなかったな...

まぁ、いつも暇じゃないよね!

なんやかんやで寂しい俺であった...

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る