第二期:第16話【親睦会改め、飛駆のハーレム会⑥】
「どうも、おはようございます。俺こと、雛 飛駆です。昨日は3人の相手に疲れました。夜は襲ってくるし...2泊3日の旅行はこれからどうなるのやら...」
〜朝〜
チュンチュンチュン
「あぁ...朝か...うぅっ...寒っ...今何時だ?6時か...ってまだみんな寝てるのか...外に出ようかな」
ザザザ
「うぅうううん!いい朝だ!川の近くだし、森の中だから空気が美味しい!」
ガサガサ
「おはよぉ〜ひー君...寒いねぇ」
「あぁ、おはよう。桜。起こしちまったか?」
「いやいや、いつもこれくらいの時間に起きてるから大丈夫だよぉ〜」
「そうか、それなら良かった。二人はまだ寝てるのか?」
「ぐっすり寝てるよ〜。まだ朝早いから起こすのはまだいいと思うよ」
「そうだな。今起こすのは可愛そうだな。ぐっすりだったからな」
(夜は俺のこと襲いに来たくせにな)
「じゃぁ、俺はお湯沸かしてコーヒーでも飲むわ」
「私は紅茶飲みたい!」
「わかったよ、アールグレイでいいか?ってかそれしかない」
「いいよ!ひー君の入れてくれた紅茶ならなんでも」
「へいへい。じゃぁ、イスに座って待っててくれ」
「はーい!」
〜出来上がり〜
「はい、紅茶」
「ありがとー!」
そして俺も隣のイスに座った
「そういえば、この前言ってたことが気になったんだが」
「この前のことって?」
「見た目だけ変わってるけど、中身は変わってない。みたいなこと言ってただろ?なんか性格も変わってる気がしてな」
「あー...それね。まぁ、性格が変わってるというより...好きな男の子の前で、モジモジしてられないでしょ?だから頑張って元気な子でいるの」
「桜も大変なんだな。感心するよ。アイドルも頑張ってるしな」
「ひー君も北斗七星見るんだね。なんか意外だな」
「どこが意外だよ」
「あんまり興味なさそうだもん」
「まぁな...最初は興味なかったけどな。ずっと見てたら、ファンになっちまったんだよ。俺でもびっくりだ」
「そうなんだね〜。推しはいるの?」
「推しはセンターの日真乃 日真って子だな」
「へぇ〜そうなんだねぇ〜。この前の話聞いてた?」
「この前の話?なんのことだ?」
「覚えてないならいいや!いつかきっと分かるよ!」
「おい、わかるって何だよ!」
「はぁ〜!やっぱり紅茶おいしぃ〜!」
「人の話聞けよ...全く...お代わりする時は言ってくれよな」
「はーい!」
そう言いながら、桜は俺の方に頭をポンッとおいてきた
「どうしたんだよ」
「なんか、こうやってまたひー君と毎日話せて嬉しいなって」
「そうだな...俺も桜とまた再開できて嬉しいよ」
「やっぱり元許嫁から、立ち位置は変えてくれないんでしょ?」
「そうだな。今のところは変えないな」
「どうやったら、恋人に昇格できるの?」
「それは自分で考えるんだな」
「えぇ〜!ケチぃ〜!」
「桜も緋茉莉みたいなこと言うな」
「ひー君さ...緋茉莉のこと好きなんじゃないの?」
「俺が?緋茉莉のことを?ないない、それ絶対にないよ。確かに家族としては好きだけどさ」
「緋茉莉ちゃんはひー君のこと一人の男の子として大好きみたいだよ」
「それは見ててわかる。俺もそこまで鈍感じゃないさ」
「ふぅ〜ん...まぁいいけどさ、後ろから刺されないようにしないとね」
「え?どういうことだ?」
「義兄さん...先輩と仲良さそうですね...(ニコニコ)」
「あの...緋茉莉さん?目が笑ってないんですけど...ちょ、やめ、わぁああああ!」
このあと飛駆は2時間ほど説教されたらしい...
続く→
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