第二期:第4話【妹...じゃなくて後輩...でもなくて同級生】

〜飛駆の教室〜

「今日は転校生が来ているぞ!みんな仲良くな!」

今日はどうやら転校生が来ているようだ。噂では超絶可愛いとかなんとか...

あんま興味ない。

「入ってきていいぞ!望華!」

(ん?今望華って言ったか?え?言ったよな?)

「転校してきました!望華 桜(もち さくら)っていいます!アイドルグループ北斗七星で"小動物"担当をしています。みんな仲良くしてくださいね!」

(やはりかッ!やはり望華 桜なのか!あの...あの北斗七星のメンバーなのかぁああ!)

周りが盛り上がっている

(自分も心の中ではめっちゃ興奮してるけど...駄目だ...我慢だ!!)


望華 桜はアイドルグループ北斗七星で"小動物"担当と言われている。

その容姿は"小動物"にふさわしく、小柄で童顔で綺麗な水色の瞳の持ち主である。

そんな容姿なのでとても幼く見えるがこれでも同い年だ


「あー!いたいた!やっほー!飛駆くーん!」

(ん?え?今俺の名前呼んだ?)

周りから「なんだなんだ?」と騒ぎ出した。

「やっほー!飛駆君!寂しかったよ!同じクラスで良かった!」

「え?あの...初めましてですよね...?」

初対面なのにとても初対面ではない反応でびっくりした

「あー...そうか...日真ちゃんから聞いてないのか...(ボソッ」

「えーと...今なにか言いましたか?」

「いや!なんでもないよ!とにかく今日からよろしくね!それに隣の席だし」


〜下校〜

「まさか、あのアイドルグループ北斗七星の望華 桜と同じクラスになるとは...」

(ガバッ!!)

「やっほー!飛駆くん!」

急に後ろから桜が抱きついてきたのだ

「うわぁああ!敵襲か!?...なんだ...望華 桜か...ん?桜...?うわぁあああ」

「そんなに驚かなくてもいいじゃん!いっつもライブでは最前線にいるくせに(コノコノォツンツン)」

「あの...なんで自分のこと知ってるんですか?」

(これは俺が一番疑問に思ったことだ)

「え?聞いてないの?だって飛駆くん、日真ちんのお兄ちゃんでしょ?」


「...え?俺の...妹...?」


続く→

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