烏の三ツ足は水母の骨を攫む

からすのみつあしは　くらげのほねを　つかむ。

手の込んだものが食べられなくなってしまった「私」。
そんな時に出会った青年は、なぜか「私」を知っているようで。
彼は一体何者なのか？
（第一章　祝福）

二度と会えないけれど、会いたいと思う人はいますか？

あなたが会いたいと願うあの人も、きっと、あなたに会いたいと願っていて。

彼らはこの世界のどこかで、今日もそんな願いを届けているのかもしれません。

あなたが忘れてしまっているだけで、彼らが寄り添ってくれた日々があったのかもしれません。

それはきっともう会えないあの人からの、あなたへの祈り。

あの人と、彼らのところへもう一度。
一緒に、会いにいきませんか。