切なく、それでも希望が見いだせる作品

企画より参りました。

最初は何気ない高校生の日常が綴られるのかと思いましたが、一変。
先生の言葉が胸に刺さり涙が溢れました。

その後も蝉と舞の心情が交差し、今の情勢の中で奪われた物に対する憤りが垣間見えます。

昨今の状況は誰のせいでもなく、だからこそ失われた時間が愛おしく、そして前を向く機会を得たのかもしれません。

短い文字数の中にこれほどの情感を感じられるのは稀だと思います。
お見事と言う他ありません。
是非読んでいただきたい作品です。

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