歌えない小鳥が愛を知る物語

閉ざされた島で虐げられ生きてきたオト。
その過去のせいで歌えず、折檻を受ける日々。
しかし、偶然の出会いがオトを世界へ導いていく。

とても素敵な物語でした。
序盤は苦しい描写も多いですが、その分報われてからの甘さが心地よい。

コンテスト応募作品とあって、今後の展開にも期待を寄せています。
是非とも続きが読んでみたいです。

そして何より特筆すべきはその歌にあると思います。
個人的には詩と表したい。

その響きが美しく、切なく、心を掴まれました。
この詩がオトを苦しめる要因であり、運命でもあります。

作者様ご自身がジャ〇アン発言されているヒーローはカッコよく、強引な所もありますが、しっかりとオトを愛してくれます。

ツツジ並木での出会い。
鳥籠からの救出。
甘い言葉。

そしてゴリラw

是非ご一読ください!!

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