愛という名の狂気

「コメント付きレビューを書いてみましょう!!」の企画より参りました。
拙いレビューですが皆様の一助になれば幸いです。

私も猫を飼っていたので可愛がる気持ちはよく分かります。

しかし、こちらの作品には共依存とも取れる愛情と狂気を感じました。

猫にベッドを用意しても使ってくれないという猫あるあるは微笑ましいものの、自分以外の人間に懐くことに対する嫉妬や出産の失敗、神社に住み着く雄猫を保健所に放り込む描写などにゾクッとしました。

語り口も主人公の一人称視点で淡々と語られており薄ら寒いものを感じます。

猫をまるで人間のように愛する主人公。
この一人と一匹がこの後どのようになるのか。

怖いもの見たさでとても気になります。