胸熱の展開に心躍る

忍として生きてきた紅が、病弱令嬢の体に転移する。
その設定も奇抜だけれど、そこにモフモフのイケオジが絡んで面白くない訳が無い!!

本筋はシリアスで、加賀宮さんの特徴でもある(と私は思っている)ダークな世界観は魅力的です。

ヒトとセイショクの関係性。
人間と獣人。
そしてシュクフク。

ひとつひとつの設定が緻密に絡み合い、重厚な物語を味わえます。

しかし、そこに少しの笑いがスパイスとして散りばめられていて、苦しいばかりではなく、フォクスを初めとした愉快な仲間たちといった雰囲気もあります。

タイトル回収からの紅とアイヤの流れは鳥肌モノでした。
そして、ガルガの甘い言葉もニヤケたり。

この辺りの展開は本当に胸熱です!!

皆様も是非ご一読ください!

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