概要
出口のない真っ白な道でもう一人の俺が迫ってくる。ここを振り切るには――
俺は渋谷のスクランブル交差点の真ん中に突如現れた「どこまでもドア」を見つけた。興味本位で開けてみて、入ってみる。この大きなスクランブル交差点の真ん中で謎のドアに入っても、周囲に気づく人はいない――。
どこまでもドアに入り込んでしばらくすると、俺は意識を取り戻した。入ってからしばらく意識を失っていたようだ。
ふと後ろを見ると、ドアノブが消えていた。つまり、出口を失ったということだ。
そして、俺は見つけた。俺を見つけた。
さっきまでドアがあったところに、俺が立っている。俺じゃない、もう一人の俺が。
もう一人の俺の目は真っ赤で、二本の犬歯が生えている。
――もう一人の俺は、俺を食らうため、走り出した。
出口のない一本道の中、もう一人の自分が俺を食らおうと走ってくる! このピンチを自分の言葉で振り切れ!!!!
どこまでもドアに入り込んでしばらくすると、俺は意識を取り戻した。入ってからしばらく意識を失っていたようだ。
ふと後ろを見ると、ドアノブが消えていた。つまり、出口を失ったということだ。
そして、俺は見つけた。俺を見つけた。
さっきまでドアがあったところに、俺が立っている。俺じゃない、もう一人の俺が。
もう一人の俺の目は真っ赤で、二本の犬歯が生えている。
――もう一人の俺は、俺を食らうため、走り出した。
出口のない一本道の中、もう一人の自分が俺を食らおうと走ってくる! このピンチを自分の言葉で振り切れ!!!!