レンズの向こうには、美しい悪夢が咲いていた

怪物蔓延るヨーロッパ、人間の魂を喰らう不可視の怪物・デイドリーマーズ。
その世界をカメラマンのマコトと、マコトに師事する超色覚を持ったアーティが、シャッターチャンスを追い求めるお話です。

戦闘あり、コメディあり、シリアスあり。
本当に盛りだくさん、でも洗礼されてて、本当に面白いです。
特に話の明暗というところが、上手に描かれており、物語を一気にひっくり返す転調もすごくお上手です。

また、この作品、本当に個性的なキャラクターが沢山出てきます。本当に一筋縄では行かないキャラクターたちがスタイリッシュな戦闘を繰り広げてるのも、またかっこよいです。

個人的には二章が本当に好きで、デイドリーマーズと人間を深く描かれてるのは、ずくずくと心に来ました。

全体的にはスタイリッシュで、でもどこか人間の泥っぽい臭さもあり、でもそのバランスが美しい作品です。

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