少女は彼を知るために新たな世界を知る


物語は近未来のパリから始まる。
超色覚を持つ少女アーティはSNSを通して仕事をするフリーカメラマンのマコトに師事している。
アーティはマイペースなマコトに惹かれていた。

マコトの部屋からの帰り道、物語は急展開を迎える。
マコトに家まで送ってもらっていると、アーティは不可解な老婆を目撃する。
直ぐに人間じゃないと分かって悲鳴を上げると、マコトがその老婆を殴り飛ばした。

そして、突然現れた男がマコトに銃を向ける。
アーティに全くこの状況が理解できなかった。


最初はほのぼのとした物語の流れです。
アーティが可愛いとしか思っていませんでした。
近未来や日本が大変、パリも物騒と嫌な単語が文章に現れ始め、少しずつ不穏な雰囲気を感じ始めました。
すると、7話で急展開。
もう驚きましたね。


この物語の魅力的なポイントはアーティの存在だと私は思います。
アーティは心の中でマコトへの想いを叫び続けています。
もちろん行動にも移していますが、マコトが気づいてくれない。
ラブコメの要素がシリアスな物語に上手く調和して、この物語の魅力となっています。

文章も読みやすく、気がつくと全部読んでしまいそうになります。
続きは気になりますが、最後まで読まずに十話残しました。
どうしてか、読むのが勿体無いからです。
三章が始まってから、二章を読むのを再開したいと思います。

読むのが勿体無いと思ってしまうくらいのオススメです。
是非読んでみてください!












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