★★★ Excellent!!! 彷徨う死線 クライングフリーマン 病気で死線を彷徨ったことも数度。 交通事故で「ひやり」は両手の指を合せても足りない。 そんなもんだよ、と友人は言う。 近年、そのひやりは、亡くなった父が「守護霊」として助けてくれた、と勝手に思っている。「寝たきり」とは言え、母の介護はまだ完全に終っていない。 事故は、突然。でも、その直前は必ず油断をしている。 「助けて貰った」後、幻の父は言う。「あかんやないか。お母ちゃん、守り抜くって約束したやないか。」ゴメンと呟き、私は気を取り直してペダルをこぐ。 父は買い物帰りに交通事故に遭い、2度と家に帰れなくなった。 父の腰の手術を決断した時、父の喉にパイプを通す決断をした時、父の延命を終らせた時、「慚愧に堪えない」場面ばかりだった。 今日も父に感謝し、夕餉に線香を上げる。 明日もまた生かせて下さい、と。 この文章は近況ノートにも転載します。 レビューいいね! 1 2023年6月24日 17:24
★★★ Excellent!!! 僕に大金をもたらしてくれた彼は神なのか? 田仲ひだまり 毎回宝くじを買う。 そして毎回300円しか当たらない。 そんな男がある時、大金を手にすることができた! ただその方法が・・・ 多くの人が買ったことがある宝くじがテーマだから感情移入もしやすく、最後までどうなるのかドキドキしながら読むことができるお話です。 レビューいいね! 1 2022年9月16日 00:54
★★★ Excellent!!! 思わず唸ってしまう。 登崎萩子 やはり、ただ書くだけでは上手くならないのだ。 入選された方の作品を読んで何故「上手い」と思うのか、分析しなくてはいけない。 私には人生経験、人間観察が足りない。 レビューいいね! 1 2022年8月13日 20:42