概要
魔法使いは言った--この仕事が終わったら有休取るんだ
魔法使いのラディは、城のバルコニーから空を見上げて思った。休みが欲しい、と。
積み重なる業務、止まらない残業、通らない稟議書などを全て放り出してでも休みが欲しい。そのため、まずは「あるもの」をバルコニーから放り出すことにした。
ラカノン王国の公的エリート組織「王の杖」に属するラディと、その相棒であり民間組織「カルナバル」に属するハッカ。
仕事の安寧を欲しがる彼らに訪れたのは、国の未来を賭けた大事件だった。
積み重なる業務、止まらない残業、通らない稟議書などを全て放り出してでも休みが欲しい。そのため、まずは「あるもの」をバルコニーから放り出すことにした。
ラカノン王国の公的エリート組織「王の杖」に属するラディと、その相棒であり民間組織「カルナバル」に属するハッカ。
仕事の安寧を欲しがる彼らに訪れたのは、国の未来を賭けた大事件だった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!休みたい魔法使いたちは、やっぱり今日も休めない!?
王の名の下、国のために働く魔法使い「王の杖」の一員であるラディ。
度重なる重労働に限界を迎えた彼は、民間組織「カルナバル」で働く友人魔法使いハッカの助言で、ようやく有休をもぎ取った……はずだった。
ハッカの、
「最近、王子様見かけないけど行方不明になってねぇ?」
その一言があるまでは。
やがて二人の元に、国家を揺るがす大事件が訪れる。
基本的に優等生であるラディと、いい加減で不真面目なハッカ。
正反対に思える二人のかけあいや台詞回しには、作者様の確かなセンスを感じます。
そんな二人が事件の謎を追う様は、ファンタジーでありながらバディものの刑事ドラマを見ているようでハラハラドキ…続きを読む