560話時点までの感想
カクヨムでTop10に入る面白さだと思います。
まず世界観はただの現代ダンジョン物でなく、色々独自性があります。
主人公のスキルも手放しで「チートだ!無双出来る」と喜べる程でないが、それを鍛錬とアイディアで運用していくのが面白いです。結果的に、継戦能力に不安…しかしスイッチ入ると世界でも超上澄み。更に一発の突破力は随一で決まればジャイアントキリング!って評価になると思います。
この作品の醍醐味は戦闘シーンで、正に前述した突破力の爽快感が半端ないです。加えてその一発をどう通すのか?という戦闘の組み立てを楽しむ玄人感も与えてくれます。
この作品に興味が湧いた方、是非2章までは読んでみてください。きっと作者さんと主人公の"一撃"にやられてしまうでしょう。
設定も練り込ませれいて、文章力もある。
キャラも立っているし、会話や流れに違和感も何もない。
中だれもせず一気に読めるほど面白い。
数多く読んできた中で上位に入るほどの作品だと思います。
現代ファンタジーと中国武術好きの自分には、これ以上ないほど心掴まれました。
難点を挙げるとすれば、転生というのが設定的には重要な部分を担ってはいるのだろうけど、作者も忘れているんじゃないかと思うほど息をしていない感じでしょうか。
何よりもタイトルで損をしすぎてる。
数多ある作品の中で、やっぱり最初に目にするのはタイトルな訳で、正直最初は全く期待してなかったです。
ありきたりな言葉になりますが、タイトルで読もうか迷ってたら、ぜひ読んでほしい。