第9話

 学校にいくと、全然知らないクラスメイトの男に、「白崎さんと付き合ってるのか?昨日、2人で仲良くデートしてたの、みたっていうひとがたくさんいて、すごい噂になってるけど、どうなんだ??」


「ノーコメントで。白崎さんに聞いたらいいんじゃないの?」


「白崎さんは、彼氏って言ってたけど、何か弱みでも握って脅してるんじゃないのか??」


「なっ、、そんなことするわけないだろ。そんなふうにみてたのか、もう二度と話しかけてこないでくれ。」


昼休みになって、違うクラスの白崎さんが、お昼を一緒に食べようって、誘ってくれたので、

中庭のベンチで食べてた。


箸で、卵焼きを口に持ってきた、、


えっ、これって、、いやいや、むりむり。


「ちょ、まだ、さすがに早いって。あと、ここじゃ、目立つんで、、」


あーん、を回避した。

もったいなかったかな。いや、かなり見られてるし、あかんって。



 ここから、時間の経過がはやくなります。

校内イベントとか、全カットで、一気に進んでいきます。ちょっとは、書いてみたかったけどね。


 白崎さんと付き合ってるのが、学校内に広まるのは、はやかった。学校で1番可愛いアイドルみたいな容姿の女の子、頭もすごくいい、そんな白崎さんの彼氏に、自分がなんて、釣り合わないって思ってた。でも、白崎さんが、すごく幸せそうな顔で隣を歩いてるのを、みて、諦めたり、明らかな悪意や敵意を向けてくる、そんなことはなかった。


 付き合っても、最後の一線は、卒業してからって、親代わりの伯父さんに言われてたんで、その約束は律儀に守った。


 なんで、手を出してこないんだって、そんな魅力がないのって、言われたけど、いつも情欲を抑えるのが、大変だった。健全な高校生の男子なので、伯父さんから、ダメと言われてなかったら、止まることないんで、最後まで、してただろう。

ゴムを使えば、いいのでは?って聞いたけど、間違いがあったときに、責任をとれないだろって、ゴムが破れたりとか、アクシデントもあるみたいだ。経験ないから、わからん。


 3年生の冬、正月をすぎて、大学受験のための勉強で、白崎さん、、さすがに、彼女のこと、もう名字で呼んでないよ。麻衣とも順調に交際が進んでいた。


大学は、ちょっと遠くの地方の国立の医学部を受験した。

麻衣は、地元の国立の大学を受けた。


 大学を卒業して、働き出したら、結婚しようって、麻衣と約束もしてた。とても幸せでいっぱいだ。


遠距離恋愛なっても、2人の絆は、大丈夫だと思ってた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る