第4話
しかし、女の子の友達になんてメッセージを送ればいいんだろ。わかんないや。
白崎さん、明日、お弁当を作ってきてあげるって、言ってたけど、絶対あかんやつだよな。
でも、教室で、食べなきゃ大丈夫かな。
一緒に登校しようって、言われたけど、付き合ってないから、それはダメって、断った。またクラスで悪目立ちしてしまう。
学校に着いて、登校口にて。
あれっ、俺の靴箱に、便箋が入ってる。
なんだろ、イヤだな。ラブレターなわけないし。呼び出されて、ボコられるんかな、無視するしかないね。とくに開けずに、そのままゴミ箱に捨てた。
「ちょっと、なんで、手紙をみないで、捨てるの?信じられない。」
いきなり出てきた女のひとにめっちゃ怒られた。
「えっ、たしかに手紙があったけど、別に、興味なかったんで、いらないかなって。ダメだった??」
「ダメに決まってるでしょ。今日の放課後に屋上に来なさいよ。」
「え〜、行けたら行くわ〜。」
「それ、ぜったい来ないでしょ。授業終わったら、あなたのクラスにいくから、勝手に帰ろうとなんてしないでよ。」
「はい、はいー。」
「返事は一回だけ。」
うーむ、めっちゃ上から目線で、言われるけど、誰なんだ??ん、どうやら、先輩ぽいな。じゃあ、仕方ないのか。
そうか、昼休み、白崎さんに、どうすればいいか、相談しよう。
昼休みに、白崎さんに中庭に、呼び出されて、中庭にむかった。とくに、教室のそとに出掛けても、誰も気にしてない。
白崎さんの作ってくれたお弁当、めっちゃ美味しそうだ。美人で、料理も上手とか、彼氏になる男子が羨ましいな。
そういえば、朝の出来事を相談しなきゃ。
白崎さん、かなり驚いていた。
「それって、告白だよ。告白されたらどうするの??」って、きかれた。
「いや、その時にならないとわからない。どんな女のひとかも、わからないし。でも、知らないひとだから、断ると思うけど、友達ならおねがいしちゃおうかなぁ。」
あれ、なにか間違えたか、めっちゃ不機嫌そう。やばい、話題を変えなきゃ。
「この卵焼きめっちゃ美味しい。毎日でも食べたいくらい。」
「お弁当、毎日作ってくるね。明日もお昼一緒に食べようよ。」
「いや、毎日は、さすがに悪いから、ダメだよ。そう言うのは、彼氏にしてあげないと。」
「わたしが、したいだけだから。彼氏かぁ、
彼氏になってほしいひとから、告白されなくて、どうでもいいひとからしか、告白されない。」
「まだ告白されてるんだ。すごいね。相変わらずモテモテだ。」
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