恋とか愛とかわかりません

なんと

第1話 プロローグ

「好きです、付き合ってください。」


「ごめんなさい。」


 あの学校で1番めっちゃ美人な女の子、また告白されてるね。芸能人並みの容姿だし、まぁ、芸能人とか見たことないけどね。


 屋上で、昼寝して部活をサボってるので、また告白現場に遭遇した。


「ねえ、また聞いてたんでしょ?」


ぎくっ。


「えっ、知らないよ。いま起きたとこだよ。

毎週のように告白されてるけど、付き合ってるひとでもいるの?いないなら、付き合ってみたらいいのに。」


「好きでもない男と付き合うことなんて、できない。見た目でしかみてない、話したこともない男と付き合うなんて、ムリ。」


「ふーん、そうなの。まぁ、なんでもいいけど、屋上じゃなくて、ほかの場所で告白されてこいよ。邪魔だよ。」


「はぁ??わたしが場所を選んでるわけじゃないんだから。なに言ってるの?バカなの?死ねば?」


「うん。わかった。考えとくわ。じゃあ、さようなら。」


 学校から帰ったら、やっぱり体調が悪くて、めっちゃつらかった。ここんとこ、ずっと身体がしんどくて、部活をやる気力もなかった。

体調が悪いし、自力で、翌日に病院に行くことにした。両親はいない、1人で暮らしている。

父方の伯父さんが金銭的な援助をしてくれて、家政婦さんも雇ってくれてるし、どうにか生活できてる。


 どうやら、だいぶ悪いみたい。病院に行った、その日から、すぐに入院することになった。


 担任には、かなり休むけど、入院したことは、クラスのひとや、学校のひとには言わないようにお願いした。ボッチで、友達はいないからね。誰も気にしてないよ。空気みたいなもん。まぁ、空気なくなったら死ぬから、空気じゃないね。








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