概要
傷ついた青年は、辿り着いた場所で少女に出会う。
始まる奇妙な共同生活、思い出を辿る旅路を重ねて、癒しと許しを互いの心で感じ合う。
出会いと別れ、生きる事を知る物語。
始まる奇妙な共同生活、思い出を辿る旅路を重ねて、癒しと許しを互いの心で感じ合う。
出会いと別れ、生きる事を知る物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心を澄ませて他者の思い、そして己と向き合う時
自ら命を絶つために山に入る、というショッキングでありつつありがちとも言える冒頭に、回れ右をしてしまう人も多いかも知れない。
けれどまずは、騙されたと思って序章の最後まで読んでみて欲しい。
この物語はそこから始まる人生の物語であり、同時にそれまでの人生と向き合う物語でもある。
主人公の藤吾は26歳。ずっと父親の面倒を見続けるような人生を送ってきながら、その父親が最期に残した言葉によって、心のバランスを崩してしまった青年。
言葉もうまく発することが出来なくなった彼は、死ぬためにやって来たその場所で、琥珀という明るい少女に助けられる。
そして琥珀に招かれた家で出会う、迫力のある見た目ながら物静か…続きを読む