《ベリーソース》を御堪能あれ

宮廷に迎えられた天才料理人と、神の舌をたずさえた天才毒味人。互いを認めあい、だからこそ時に衝突する熱い関係を築きあげていたふたりの運命はある大規模な悲劇をもって一転する。

料理を創るもの。そして料理を食するもの。ふたりの誇りが感じられる最後に息をのみました。
最後のベリーソースはうまくて、微かに苦い。なみだと笑顔がこぼれるほどに。

ただのグルメ短編では終わりません。心して、そして心いくまで御堪能ください。

その他のおすすめレビュー

夢見里 龍さんの他のおすすめレビュー578