概要
ステージの主役とサポート役。真逆の二人が出会い、悩み、再出発するお話
お箏(こと)の演奏家にしてシンガーソングライター・彩。その彩をサポートする、クラシックギター&アコースティックギター弾きの私・梨絵。
お箏では、かつて最年少日本一を獲得し、エリートの道を歩んだ彩。
それだけの実力を持ちながら、歌の活動でお箏を弾き歌うことはなく、音楽の集いでも例えお箏があっても弾こうとしない。
弾くのは、仕事や所属会派の演奏会のみ。動画投稿サイトでも、彩の演奏は探しても見つからない。
歌も鍛え上げられた実力があり、こちらは自ら進んでライブ活動をしていた。
私・梨絵は、かつて母に自ら望んでお箏を教わり、それが楽器の入り口だった。
高校入学以降、ギターに転向したのちもしばらくお箏は弾いていたが、いまはお箏は遊びだけ。
音楽活動はギターのみ。ギター講師も仕事の一つで、ソロでは施
お箏では、かつて最年少日本一を獲得し、エリートの道を歩んだ彩。
それだけの実力を持ちながら、歌の活動でお箏を弾き歌うことはなく、音楽の集いでも例えお箏があっても弾こうとしない。
弾くのは、仕事や所属会派の演奏会のみ。動画投稿サイトでも、彩の演奏は探しても見つからない。
歌も鍛え上げられた実力があり、こちらは自ら進んでライブ活動をしていた。
私・梨絵は、かつて母に自ら望んでお箏を教わり、それが楽器の入り口だった。
高校入学以降、ギターに転向したのちもしばらくお箏は弾いていたが、いまはお箏は遊びだけ。
音楽活動はギターのみ。ギター講師も仕事の一つで、ソロでは施
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!音楽という名の呪い―――そして絆。
お箏のプロの家庭に生まれ、周りに期待されながら重い宿命を背負わされる彩。
幼い頃から母の奏でる音に憧れ、音楽の道を自力で歩む梨絵。
二人の出会いは突然だった。
知る者こそ知る完璧なる天才と、内に秘めた才能を未だ振るわずにいた少女。二人が秘める、音楽に対する想いと腕はやがて友情を築き、人生に新たな道が開く。
明かされる彩の過去、彩のために影となる梨絵。
二人は、音楽の呪縛に幸せを探すのか。
それとも自由を望んで音楽を捨てるのか―――
読みやすい文章で、リアルな会話のやり取りが世界観に引き込まれやすいと思いました。音楽に関しても詳しく描かれており、例えが分かりやすいので無関係の人でも…続きを読む