トロッコ問題。「究極の二択」の象徴として多くの人が知っているであろう問いかけ。 しかし、この作品を読んだ限り、作者様はこんなことを考えたのだと邪推します。「もしも舞台が【世紀末】だったら、一体どうなるんだろう?」 世紀末はモラルとか常識とか物理法則が崩壊しているので、あらゆるジレンマや整合性がトロッコに轢かれています。 あるのは重量と速度が掛け合わさった圧倒的パワーだけなのです。 通り過ぎた後にはぺんぺん草一つ残りません。 真に失礼ながら、本当に暴走しているのは、作者様の頭の中なのではないかと思いました(?)
トロッコ問題をここまで拡張して応用した誰も想像できないような作者の天才的な回答を読めば、きっとあなたは二度とトロッコ問題で悩むことはなくなります。といいますか、二度とこれに真面目に取り組む気にはなれません。恐るべき解決法です。
なんかつかれた時とかお薦め。この人の作品ばかばかしいの多くて好き。
話の設定が難しいのに、自然に書いてあるから読むのに苦労しない。これだけ自然に書くのもすごいが、その上、最後の部分はとても笑える。
これはすげーわ。
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トロッコ問題を題材にした作品は『本田鹿の子の本棚』が有名ですが、本作も公開されるや否やわずか一日で星200を突破していました。なぜ、人はこんなにもトロッコ問題に夢中になってしまうのでしょうか? それは作中にも言及がありますが、トロッコ問題は正解が用意されている問題ではなく、考えさせることが目的の問いかけであるからです。さて、作者が導き出したトロッコ問題の答えにあなたは納得できるでしょうか? ぜひ読んでみてください。
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