天部の住人たちの戯れを、須く見よ。

天竺・須弥山を拠点として君臨する神仏の宗門は、外界の神々からの勢力におされ、その栄華を蝕まれつつあった。この負の状況を打開すべく、とある任務を託された毘沙門天が、救世の旅路につき、天竺から倭の国へシルクロードを駆け巡る!

このあらすじの冒頭を読んだだけで、人によっては若干引いてしまうのではないかと思います。

難しいお話なのかな?宗教系かな?神様のお話?

全部正解です。
しかしながら、難しいは読み進めれば「クセ」になり、元々そっち系のお話が好きな方はますます「欲しく」なる、そんな物語が詰まってます。

毘沙門天のキャラも立っていて、とても軽快で飄々としている感じが好きです。色んな神様の名前が出てきますが、気になったらそれを調べるのも楽しい今作。

そして時折お話の間に入る、箸休め的なおふざけも、作者様のユーモアさを感じました。

まだまだ私は拝読中ですが、思わずレビューを書きたくなってしまいました(笑)

気になる方は、ぜひ一度読んでみて下さい!新しい扉が開かれるかも?




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